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2020.03.31

リスケに対する社長の不安を解消しましょう

銀行からこれ以上借りられないことが分かった時、
次の一手は、元金の返済をストップするリスケジュールです。

そもそも「銀行が返済を待ってくれることなんてない」
と思い込んでいる経営者も多いようです。

リスケを検討する際、経営者が不安になる事項をまとめてみましたので、
是非、先生方が不安を取り除いて差し上げてください。

 

①本当に元金の返済を待ってもらえるのか?

当社の経験では、99%、リスケジュールに応じていただけます。
残り1%は、融資を受けて1ヵ月、2ヵ月も経たないのにリスケを申し出た場合などです。
ですので、毎月の返済を500万円している会社が、1,000万円の融資を受けられたとして、
2ヵ月分の元金返済に充ててしまってからリスケを申し込んでも断られることがあります。
この場合は、1,000万円を借りずにリスケをすべきだったということになります。

 

②元金返済は今の半分くらいなら受けてもらえるか?

最初から元金返済はゼロで交渉すべきです。
例えば今の半分に元金返済を減らして、それでももたないからさらに減額して欲しいという
交渉は非常にハードルが上がります。
中途半端なリスケなどせずに、最初から元金ゼロで交渉してください。

 

③利息は払わなければいけないよね?

元金返済はゼロになりますが、利息は今まで通り払わなければいけません。
ただし、利率を上げられたりすることは今はあまりありません。

 

④得意先や仕入先にリスケをしたことがバレてしまう?

リスケは社長と銀行との間の契約行為(条件変更契約)で、
銀行には守秘義務がありますので、社長が他人に口を滑らせない限り、
近所に知れ渡ることもありません。

 

⑤銀行員にはどうやって話を切り出したらいいのか?

銀行担当者に電話して、
「融資の返済のことでご相談があり、そちらへお伺いしますのでお時間頂けますか」
と伝えてアポイントをとってください。
上記の言葉で銀行担当者も「リスケだろうな・・・」と察してくれます。
経営者の方は「自分だけがこんな厚かましい依頼をして本当に申し訳ない」という
気持ちで一杯かもしれませんが、銀行員にとってリスケの対応は慣れたものです。
銀行員もただただ頭を下げらえるだけだとイラっとしますが、
今後の対策を理路整然と説明できれば、理解を示していただけます。

 

⑥自分の役員報酬は下げなければいけないよね?

銀行員にとって、返済を待って欲しいと自分たちに迷惑をかけながら、
自分よりも高い役員報酬をとっている社長に好意はもてません。
経営責任を取って役員報酬を減らすのは当然と思われています。
ただ、妻子供もいて、月給30万円の社長に対して、月給10万円まで下げろなどとは
決して言いませんので、最低生活費以下まで下げる必要はありません。

 

⑦リスケしたら二度と借りられないよね?

リスケをしている間は、まず借りられないと思ってください。
借りたお金を返せないくらい業績が厳しいから返済を待っているのに、
新たに追加で融資を受けたお金を返せる訳がないという理屈です。
ただし、例えば、3期連続で黒字達成、債務超過額もあと1年程度で解消、
などの条件を満たせば、また借りられるようになります。
銀行と言うのは、儲かるようになったら貸せるのです。

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事務所名
山本頼人税理士事務所
代表者
山本頼人
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TEL 0476-22-2721 FAX 0476-24-3759
営業時間
09:00~18:30
定休日
土・日・祝 緊急対応有
URL
http://www.narita-tax.jp/
所在地
〒286-0045
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