2020.05.28
第2次補正予算案が閣議決定されました!
5月27日に、第2次補正予算案が閣議決定されました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200527/k10012447441000.html
今後、6月17日までの今国会中の成立が目指されます。
企業に関係するものとしては、
・雇用調整助成金について日額8,330円の上限を15,000円に引き上げ、月額では33万円の助成にする。
・勤め先企業の資金繰り悪化により休業手当を受け取れない社員には、国が直接「休業支援金」を
給付する。給付率は休業前の賃金の8割とし、月額33万円の上限とする。
・家賃支援制度を新たに設ける。
などなど非常に盛沢山ではありますが、まだ詳細は明らかになっておりません。
金融支援については、財務省のHPに資料が公開されていましたので、読み込んでみました。
https://www.mof.go.jp/filp/plan/fy2020/r02hosei/zt003.pdf
・無利子無担保融資について
国民生活事業の融資限度額を6,000万→8,000万に
(うち無利子無担保枠も3,000万→4,000万に)
中小企業事業の融資限度額を3億円→6億円に
(うち無利子無担保枠も1億円→2億円に)
・資本性劣後ローンを供給
国民生活事業の融資限度額は7,200万
中小企業事業の融資限度額は7.2億円
(貸付金は5年1ヵ月、10年、20年)
資本性劣後ローンについては、別の機会で詳しくご説明しますが、
例えば、コロナの影響により一気に多額の赤字が出てしまい、
結果、貸借対照表が債務超過になってしまった企業について。
民間金融機関は資本性劣後ローンについては、
自己資本として見ることができ、資産超過と判断できるので、
プロパー融資を検討できるという、資金調達面で非常に大きな効果のある制度です。
どのような企業が活用できるのか、詳細が明らかになりましたら、
情報提供させていただきます。