雇用調整助成金の申請手続きがまた簡素化される？（前回は4月10日発表）

５月６日に、厚生労働省から、雇用調整助成金の申請手続きの更なる簡素化について下記の発表がありました。

https://www.mhlw.go.jp/stf/press1401_202005061030.html

詳細については後日発表があり、来週から新ルールで受付開始する
予定とのことですので、今、申請書類を準備されている方は
正式発表を待ってから作業を再開していただきたくことをお勧めします。

雇用調整助成金については、手間がかかり過ぎていて、
「あって、ないような制度だ」といった批判が続いております。
（4/28　NEWS23）
https://news.yahoo.co.jp/byline/mizushimahiroaki/20200429-00175816/

国も試行錯誤の連続で、様々な議論が継続されています。

・申請後押し　社会保険労務士の連帯責任解除（4/29　日本経済新聞）
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58625030Z20C20A4PE8000/

・上限額（日額8,330円）引上げ　政府調整（5/3　日本経済新聞）
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58769020T00C20A5000000/

今回のコロナ雇用調整助成金の大きな特徴として、
６月３０日までは、休業計画届の事後提出を認めていただけます。

例えば、緊急事態宣言を受け４月から休業を開始し、
５月に４月と５月分をまとめた計画届を事後提出することが許されています。

もちろん申請が先送りされれば、助成金の入金も遅れることになりますが、
既に金融機関からの融資を済ませている方については、
もう少し国の方針が固まるまで様子を見られてから申請手続きをされた方が
二度手間にならずに済むかもしれません。