2020.05.20
雇用調整助成金の申請手続きが今回こそは本当に楽になりました!!
5月19日、厚生労働省から、
雇用調整助成金の申請手続きをさらに
簡素化したとの発表がありました。
https://www.mhlw.go.jp/stf/press1401_202005061030_00001.html
簡素化と言っても、これまで何度も裏切られてきましたので、
「どうせ今回も・・・」と思って申請マニュアルを確認しましたら、
今回こそは本物の簡素化でした!
特に社員20名以下の企業・個人事業主は、
書かなければいけない申請書もたった3枚になり、
うち1枚は反社チェックなどですので実質2枚だけになっています。
「雇用調整助成金支給申請マニュアル」
https://www.mhlw.go.jp/content/11603000/000631526.pdf
これまでは過去の平均賃金を使用して助成額を計算していましたが、
今回は「実際に支払った休業手当額」に直接「助成率」をかけて計算します。
また、「休業計画届」も無くなってしまい
支給申請のみの手続きとなり、
これは社員が20名を超える企業も同様です。
申請期限も、1月24日から5月31日までの休業の申請期限は
8月31日までと非常にゆとりのある期限となっています。
さらに、5月20日の12時からは、窓口に行くか郵送だった手続きを
オンラインで行えるようにもなります。
https://www.mhlw.go.jp/content/11603000/000631527.pdf
日額8,330円の上限を15,000円に引き上げる件と、
企業に代わって国が社員に直接給付するみなし失業給付の件については、
既に5月14日に安倍首相が明らかにしていますが、
今国会の会期末である6月17日に確定するとの方針ですので、
実際の支給に反映するのはそれ以降と思われます。
ただ4月分と5月分の休業手当にもさかのぼって日額の上限引き上げが
される予定ですので、今回の簡素化された書類によって申請手続きを進めて
おかれると支給を受けられるのも早まるかと思います。